1円銀貨の重さはどのくらい?身近な例との比較や重さと価値の関係を紹介

1円銀貨の重さはどのくらい?身近な例との比較や重さと価値の関係を紹介
1円銀貨と聞いて、どのくらいの重さか想像できるでしょうか。
実は、この重さが1円銀貨の価値を大きく左右するポイントにもなります。この記事では、1円銀貨の重さについて詳しく解説し、身近なものと比べながらイメージしやすくお伝えします。
そして、重さと価値の関係や、高額買取されやすい特徴についても紹介します。

1円銀貨の重さや大きさ

1円銀貨の重さや大きさ

1円銀貨は、その発行年代によって重さや大きさが少しずつ異なります。

これらの違いは、銀貨の価値にも影響があります。詳しく見てみましょう。

1円銀貨の重さの違い

1円銀貨の重さは、発行された時期によって若干の違いがあります。

一円銀貨 年代 重さ
旧一円銀貨 明治3年〜7年 26.96g
新一円銀貨 大型 明治7年〜20年 26.95g
新一円銀貨 小型 明治21年〜 26.88グラム

わずか0.01グラムですが、重さに違いがあります。この重さは銀の含有量によって変わっています。
サイズはそれぞれ違っても、銀の量にあまり変わりがないため、重さにも大きな変化がないということです。

1円銀貨の大きさや厚さ

1円銀貨の大きさと厚さも、重さと同じように時代によって変化しています。

一円銀貨 直径 厚さ
旧一円銀貨 38.6mm 3mm以内
新一円銀貨 大型 38.6mm 3mm以内
新一円銀貨 小型 38.1mm 3mm以内

新一円銀貨は小型になる時に、直径が0.5mm小さくなりましたが、厚さはほぼ変わっていません。
3mm以内と大まかなのは、測定する位置によってわずかな誤差が生まれるため基準にされていないためです。

身近なものと1円銀貨の重さを比較

身近なものと1円銀貨の重さを比較

1円銀貨の重さ(26.96グラムから0.1g前後)とはどのくらいの重さなのでしょうか。

ここではわかりやすく、身近なものと比べてみます。これにより、1円銀貨の重さをより具体的にイメージすることができます。

日用品

1円銀貨の重さは、以下のような日用品とほぼ同じです。

  • 空のペットボトル1本(25g)
  • マッキー1本(26g)
  • コンパクトサイズの万年筆(26g)
  • 缶ビールのプルタブ40個(24g)
  • 単三電池1本(23g)

身近な物と比べることで、1円銀貨の重さをより具体的に感じることができるでしょう。

食品

では、続いて食品と比べてみましょう。1円銀貨の重さは以下のようなものと同じです。

  • 食パン8枚切り1枚の半分(22~28g)
  • 板チョコレート半分(25g)
  • ミニトマト1個(20~30g)
  • いちご一粒分(25g)
  • アスパラガス1本(30g)
  • 栗1粒(30g)

自宅にあるものはありますか?
食品と比べることで、1円銀貨の重さをより身近に感じることができますね。

1円銀貨の重さと価値の関係

1円銀貨の重さと価値の関係

1円銀貨の重さは、その価値に大きな影響を与えます。

重さが基準値を満たしているかどうかは、銀貨が本物かどうかや価値評価の重要なポイントとなります。

重さが価値に与える影響

1円銀貨の重さが価値に与える影響は以下の通りです。

  1. 本物かどうか
  2. 保存状態が良いか
  3. 銀の含有量

例えば、旧一円銀貨で26.96グラムから0.1g以上の誤差があるものは、レプリカとされることが多いです。
基準重量を満たしているものは、同じデザインでも、わずかでも銀の含有量が多ければ高く取引される可能性もあります。

どのくらいの重さから価値が上がる?

1円銀貨の価値が上がる重さの目安は以下の通りです。

  • 旧一円銀貨・新一円銀貨(大型):26.9グラム以上
  • 新一円銀貨(小型):26.8グラム以上

これらの重さを満たしている銀貨は、基本的に良好な状態を保っていると判断され、高値で取引される可能性が高くなります。
ただし、極端に重い場合は、偽造の可能性もあるため、重ければ高いというわけではありません。

重さだけじゃない!1円銀貨の買取ポイント

重さだけじゃない!1円銀貨の買取ポイント

1円銀貨の価値は、重さだけでなく以下のポイントも重要です。

  1. 発行年
  2. デザインの違い
  3. 保存状態
  4. 希少性

例えば、明治3年の旧一円銀貨で、重さが基準を満たしており「欠貝」の特徴を持つ美品は、約20万~30万円の価値がつくこともあります。

1円銀貨の価値とは?

先ほども少し触れましたが、1円銀貨の価値は、発行年や状態によって大きく変わります。

ここでは、一般的な買取相場と高額買取されやすい特徴を紹介します。

買取相場

1円銀貨の一般的な買取相場は以下の通りです。

一円銀貨 年代 買取相場
旧一円銀貨 明治3年〜7年 10万円〜100万円以上
新一円銀貨 大型 明治7年〜20年 5万円〜50万円
新一円銀貨 小型 明治21年〜 1万円〜10万円

※2024年9月頃の相場

これらはあくまで目安です。
特に状態の良いものや稀少な年号のものは、この相場を大きく上回ることがあります。

高額買取されやすい1円銀貨の特徴

高額買取されやすい1円銀貨には、以下のような特徴があります。

  • 明治3年〜5年頃の発行初期のもの
  • レアなもの
  • エラーコイン

旧一円銀貨は発行が古いことや発行枚数が限られていたことで、価値が高いとされています。また、「欠貝」のような特徴を持つ1円銀貨は、コレクターの間で高い人気があります。

レアなものや人気のあるものが、高く買取されることが多いです。

まとめ:1円銀貨の重さが教えてくれる価値

まとめ:1円銀貨の重さが教えてくれる価値

1円銀貨の重さは、その価値を知る上で重要なポイントとなります。
しかし、価値を決めるのは重さだけではありません。発行年、デザイン、保存状態など、様々な要素から、1円銀貨の価値が決まるのです。

もし手元に古い1円玉があれば、その重さを測ってみてください。
もちろん、正確な価値評価には専門家の目が必要です。しかし、もし貴重な銀貨であれば高く買取ができるものかもしれません。

貴重な1円銀貨を発見した場合は、ぜひアンティーリンクまでお問い合わせください。
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