米ドル紙幣(旧札)は使える?両替・交換手順、買取相場も紹介!
国際通貨として重要なドル。
映画などでもお目にかかる米ドル紙幣は、富の象徴といったイメージがありますね。
ところで、米ドル紙幣の旧札は今でも使えるのでしょうか。
過去の旅行中に換金したままのドルは、現在はどのくらいの価値があるのでしょうか。
この記事では、米ドル紙幣の旧札について、価値や両替や買取の方法を説明します。
目次
現在、流通している米ドル紙幣
旧紙幣についてお伝えする前にまず、現在流通している米ドル紙幣は、何種類あるのでしょうか。
米ドル紙幣は、種類がちがっても、サイズや色合いがよく似ているためわかりにくいかもしれません。
キャッシュレスの風潮が高まる昨今はとくに、実際に米ドル紙幣を手にする機会は少ないのが現状です。とはいえ、米ドル紙幣が世界経済の一翼を担ってきたという事実は変わりありません。
まずは現在流通している米ドル紙幣の種類についてご紹介します。
現在流通している米ドル紙幣は7種類!
現在流通しているアメリカの紙幣は7種類。
これ以外の紙幣については、現在では流通していない”旧紙幣(旧札)”ということになります。
額面 | 説明 |
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1ドル | 肖像画はジョージ・ワシントン(初代大統領) |
2ドル |
現在はほとんど流通なし。肖像画はトーマス・ジェファーソン(第3代大統領) |
5ドル |
肖像画は「奴隷解放の父」エイブラハム・リンカーン(第16代大統領) |
10ドル |
肖像画はワシントンの副官だった政治家アレクサンダー・ハミルトン |
20ドル |
肖像画は労働者の支持が篤かったアンドリュー・ジャクソン(第7代大統領) |
50ドル |
肖像画は軍功華々しいユリシーズ・グラント(第18代大統領) |
100ドル |
肖像画は知性派で有名な政治家ベンジャミン・フランクリン |
現在では、使用できない米ドル紙幣の両替・交換方法
お手元に米紙幣の旧札がある場合、まず気になるのは「この紙幣はまだ使える?」ということではないでしょうか。
アメリカの連邦準備制度理事会(Board of Governors of the Federal Reserve System:通称アメリカ中央銀行)はHP上で、「古い紙幣は新紙幣と交換する必要はなく、発行時期に関係なく法定通貨として使用可能です」と明言しています。
とはいえ、これは米国内でのお話。
日本国内の銀行や両替所などで、米紙幣の旧札を交換しようとしても、発行時期によっては不可能なことも。
実際に旧米ドル紙幣を交換したい場合には、どのような方法があるのでしょうか。手数料の有無も含めて解説します。
銀行で交換できる?
銀行で旧紙幣を両替するのはハードルが高い?
しかし実際には、そうすんなりとはいかないようです。
例えはみずほ銀行のサイトでは、旧紙幣は交換できない可能性があることがHPで伝えられています。
その他、三井信託銀行や三菱銀行に関しては、特に旧紙幣の取り扱いについて触れられていないため、両替ができない可能性もあるので、直接訪問する前に電話で確認を入れるようにしましょう。
手数料は?
旧紙幣か現行の紙幣かは関係なく、銀行で米ドル紙幣を両替する場合には手数料がかかります。
銀行によってその金額は異なりますが、一般的に1ドルにつき1円となっているようです。いずれにしても、実際に両替をするときには事前に手数料を確認するのが無難ですね。
通貨交換所で交換できる?
旧紙幣の交換は両替所でも難しい?
空港にある両替所ならば、米ドル紙幣の旧札も両替や交換をしてくれそうですね。
両替所では交換できる紙幣のリストがありますから、お手元にある米ドル紙幣の旧札が両替可能か問い合わせる必要があります。
米ドル紙幣の旧札、両替や交換はなかなかハードルが高いようですね。
手数料
お持ちの米ドル紙幣の旧札が両替所で交換可能な場合でも手数料がかなりかかってきます。
両替所によっても差異がありますが、一般的に1ドルあたり3円程度の手数料がかかります。
米ドル紙幣の旧札をたくさん持っていると、手数料も馬鹿にならないことがわかります。
アメリカの中央銀行で交換できる?
アメリカの紙幣の発行を担う中央銀行(連邦準備制度理事会)ならば米ドル紙幣の旧札を交換してもらえるのでしょうか。実際に中央銀行のサイトで検索すると、いかなる旧紙幣も使用可能とされているため、交換の可否、また手数料について触れた項目はありません。
それならば、アメリカ国内の銀行で米ドル紙幣の旧札の交換ができるのでしょうか。
こちらについても、アメリカンセンターの情報によれば一括した情報というものはなく、現地で実際に情報収集するほかないというのが実情のようです。
いずれにしても、米ドル紙幣の旧札の両替や交換、実はなかなか大変なのです。
米ドル紙幣(旧札)は、売却したほうがお得!
過去の海外旅行の名残で、日本円に両替し忘れた米ドル紙幣の旧札が家にあるという方、案外多いのではないでしょうか。
ところがこの米ドル紙幣の旧札、両替や交換が最寄りの銀行などでできない可能性のほうが高いのです。
それではどのように日本円にすればよいのでしょうか。
自分でも知らないうちに、米ドル紙幣の旧札にプレミアがついている可能性もあり!高額で売却できるケースも多数あります。
ここでは米ドル紙幣の旧札の売却方法を見ていきましょう。
メルカリ、ヤフオクで販売する
メルカリの金券類の出品可否の項目を見ると、現金や古銭の売買は禁止されています。もちろん、いくつかの例外はありますが、米ドル紙幣の旧札については出品できないことになっているようです。
ヤフオクに関しては特に紙幣に関する規則はないようですが、米ドル紙幣は旧札といえども立派な現金。取り扱いは注意を要しますし、足元を見られて安く売却せざるを得ないというケースもあります。
また、出品に手間をかけて売れたとしても、メルカリでは10%、ヤフオクでは8.8%の手数料がかかってくるのも、痛いですよね・・・。
さまざまなデメリットを考えると、ヤフオクやメルカリでの米ドル紙幣の売買はあまりおすすめはできません。
買取業者に買い取ってもらう
米ドル紙幣の旧札も、現金としてではなく古銭のような扱いで買い取ってくれるため、円やドルのレートを気にする必要もありません。
買取業者とのやり取りは面倒ではないのか?そんな風に考える人もいるかもしれませんね。
でもたとえばアンティーリンクならば、LINE査定を使ってお気軽にお問い合わせいただけます。
買取業者に買い取ってもらうメリットは多々あります。少量であっても旧札であっても、きちんと相場にあった価格をつけてもらえます。
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プレミア価値が付いた米ドル紙幣(旧札)の種類別の買取価格一覧
アメリカのドルが誕生したのは、18世紀の終わりのこと。以来、たくさんの米ドル紙幣が発行されてきました。
アメリカが大国となっていくうえで貢献した偉人たちの肖像画が特徴の米ドル紙幣、眺めていてもその価値はなかなかわかりにくいですね。
市場で高い評価のつく米ドル紙幣の旧札について、詳しく解説します。
1000ドル紙幣(米・アメリカ旧札)
写真:Wikipedia
このシリーズは、現在まで続く小額紙幣のベースとなった紙幣であり、緑色のインクを使う伝統の先駆けとなったお札でもあります。その中でも特に、現在は発行が中止されている$1000ドルは、現在は流通していないため高い評価がつくのが通常です。
$1000ドルが最後に発行されたのは1945年。実際に流通していたのは、1969年頃まででした。
$1000ドルに描かれたのは、19世紀に2度アメリカの大統領を務めたグロバー・クリーブランド。自由の女神の除幕式に大統領として参列した人です。
$1000ドルは日常的な買い物に使われる紙幣ではなく、銀行間の取引、住宅購入の際の頭金の支払いなどに使われていたというエピソードがあります。
現在も法定通貨として使用可能ですが、額面よりはるかに価値があるため、間違ってもショッピングには使用されませんように!とくに1928年と1934年の刻印のある紙幣、未使用の紙幣は高額になる傾向があります。
1000ドル紙幣(米・アメリカ旧札) |
要査定 |
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500ドル紙幣(米・アメリカ旧札)
過去には90万枚ほどが発行されたといわれていますが、コレクターたちに大変人気がある旧札となっているため、入手が非常に難しい紙幣です。市場に出回っているのは、推定で75,000枚未満。
$1000ドルと同様、1928年と1934年の紙幣が高額になる傾向にあります。一説によれば、平均して約40%のプレミアムがつくのだとか。
$500ドルの肖像画は、20世紀最初の大統領ウィリアム・マッキンリー。19世紀終わりの大恐慌からアメリカを立ち直らせた大統領であり、かの有名なルーズベルトはマッキンリーの時代に副大統領を務めています。
アメリカの愛国者のあいだでも人気があるだけではなく、紙幣のコレクターたちにとっても垂涎の的の$500ドル。希少価値の高い米ドル紙幣のひとつです。
500ドル紙幣(米・アメリカ旧札) |
要査定 |
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1899年発行の「ブラックイーグル」1ドル紙幣(米・アメリカ旧札)
コレクターたちのあいだで高名なこの米ドル紙幣の旧札は、「ブラックイーグル」という通称で知られています。
自由、強さ、勇気のシンボルであるイーグルはアメリカの国鳥。そのイーグルが黒いインクで力強く印刷され、お札から飛び立ちそうな勢いです。シリアル番号や「1」の文字が青インクであることもインパクトが強い理由でしょう。
1899年から1920年まで発行されたブラックイーグルは、相当な数が流通していたことがわかっていますが、それでもなお、紙幣コレクターたちのあいだで人気が高く、入手が難しいとされているのです。
とくに1899年発行のブラックイーグルは、エイブラハム・リンカーンとユリシーズ・グラントという2人の大統領の肖像画が描かれているのが特徴。
またサイン名と文字盤のデザインの組み合わせにより、12タイプが存在していることもわかっています。組み合わせによって価値が異なるのも興味深いですね。
アートの観点から見ても、他の米ドル紙幣をしのぐ高い評価がつくといわれているのが、このブラックイーグルなのです。
1899年発行の「ブラックイーグル」 1ドル紙幣(米・アメリカ旧札) |
要査定 |
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1896年発行の「教育シリーズ」1ドル紙幣(米・アメリカ旧札)
これまで発行された米ドル紙幣の中でも、比類ない美しさと評価されているのがこちら。1896年に発行された「教育シリーズ」です。
米ドル紙幣といえば、国家に献身を捧げた男性の偉人が描かれているイメージがありますが、教育シリーズはヨーロッパ風の優美が感じられるデザイン。発行された3タイプの米ドル紙幣の特徴を見てみましょう。
$1ドル「歴史を教える」
女性の視線は、ポトマック川を超えてワシントンの記念塔、国会議事堂へと向けられています。
裏面には、琴瑟相和す夫婦として知られたジョージ&マーサ・ワシントンが描かれています。
1896年発行の「教育シリーズ」 1ドル紙幣「歴史を教える」 |
要査定 |
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$2ドル「科学を教える」
写真:Wikipedia
裏面に描かれた肖像画は、蒸気船の発明家ロバート・フルトンとモールス信号の生みの親サミュエル・モールス。
アメリカのサイエンステクノロジーを象徴する米ドル紙幣、というわけですね。
1896年発行の「教育シリーズ」 2ドル紙幣「科学を教える」 |
要査定 |
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$5ドル「電気を発明する」
写真:Wikipedia
電気を象徴する女神の傍らには、電力の供給を保持するジュピター、国会議事堂に君臨する平和の女神がいます。寓話にあふれた米ドル紙幣ですね。
裏面の肖像画は、第18代アメリカ大統領ユリシーズ・グラントと彼の盟友フィリップ・シェリダン。
1896年発行の「教育シリーズ」 5ドル紙幣「電気を発明する」 |
要査定 |
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1862年発行:2ドル紙幣(米・アメリカ旧札)
写真:Wikipedia
採用された肖像画は、アメリカ合衆国建国の父の1人アレクサンダー・ハミルトン。初代財務長官であり、哲学者としても知られる知性派です。
1862年発行の$2ドルの肖像画は、珍しいことに横顔。また、いかにも旧紙幣という趣を称えたデザインが人気で、高額で取引されています。
$2ドルは1886年にデザインが変わり、アレクサンダー・ハミルトンの肖像画は第3代大統領トーマス・ジェファーソンへ入れ替わりました。
大統領就任歴がないアレクサンダー・ハミルトンがデザインされた最初の$2ドルは、歴史的価値も高い米ドル紙幣となっています。
1862年発行:2ドル紙幣 (米・アメリカ旧札) |
要査定 |
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1918年発行の”ブルーシール”「戦艦」2ドル紙幣(米・アメリカ旧札)
米ドル紙幣の印章が青いドル紙幣は、この名で呼ばれます。これはその紙幣が銀証であること、つまりは等価の銀と交換できるということです。
その中でも特に人気の$2ドルは、コレクターたちのあいだで「戦艦」と呼ばれることが多い米ドル紙幣。その名の通り、ブルーシリーズの$2ドルの裏には、戦艦がデザインされています。
紙幣の収集家だけではなく、アメリカ海軍関係のグッズコレクターも切望する紙幣というわけです。紙幣に戦艦がデザインされるのはそれほど珍しくないのですが、人気の大統領トーマス・ジェファーソンの肖像とセットになっているのが人気の理由と言われています。
またブルーシリーズの$2ドルは、シリアル番号が若いほど価値が高くなる傾向もあります。条件によっては非常に高額の買取価格が期待できます。
1918年発行の”ブルーシール” 「戦艦」2ドル紙幣(米・アメリカ旧札) |
要査定 |
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1928年発行の「レッドシール」2ドル紙幣(米・アメリカ旧札)
写真:Wikipedia
まず印章の色は赤色、レッドシールと呼ばれているのはこのためです。この赤い印章は紙幣の発行元が米国財務省であることが意味されています。
ちなみに印象が赤いレッドシールの米ドル紙幣の旧札は、1928年の$2ドルのほか、1953年と1963年に発行された$2ドルのみ。この点も市場での価値が高くなる理由になっています。
次にサイズですが、1928年以前に発行されていた$2ドルの大きさは189 mm × 79 mmでした。1928年のレッドシールから、それよりも小さめの156 mm × 66 mmに変更。現在もこのサイズを踏襲しているため、$2ドルの新モデルの祖として人気があるわけです。
肖像画は変わらずトーマス・ジェファーソンですが、裏には彼の邸宅兼農園として知られるモンティチェロが描かれています。
1928年発行の「レッドシール」 2ドル紙幣(米・アメリカ旧札) |
要査定 |
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「スターノート」:(米・アメリカ旧札)
これは「Replacement Banknote(不良札代用紙幣)」で、紙幣の印刷時に不良となってしまったものの代用とする、非常に珍しいタイプ。発行数も少ないのが特徴です。
通常の紙幣と区別するために、代用紙幣のシリアルナンバーには末尾に星のマークがついています。「スターノート」という素敵な名前は、この星のマークに由来しています。当初の代用紙幣には、星のマークはシリアル番号の前についていました。
アメリカで始まった代用紙幣と星のマークのコンビは、オーストラリアでも模倣されています。
圧倒的な数の少なさから、コレクターたちのあいだで大変な人気を誇る米ドル紙幣、それがスターノートです。
「スターノート」:(米・アメリカ旧札) |
要査定 |
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さらに価値が上がる米ドル紙幣(旧札)の見分け方
歴代の大統領や偉人たちが描かれた米ドル紙幣。
種類が多いだけに、プレミア価値がついて高額になるものもたくさんあります。すでに高額で取引されている米ドル紙幣の旧札だけではなく、価値があがるポイントがいくつかあるのです。
紙幣の買取のプロフェッショナルだからこそお伝えできる、高額買取が期待できる米ドル紙幣旧札のポイント。そのすべてを説明します。
シリアルナンバー
米ドル紙幣の旧札にさらなる価値を与える特殊なシリアルナンバー。
高額で取引されるシリアルナンバーのポイントをご紹介します。
ゾロ目 | シリアルナンバーがすべて同じ数字で構成されている(例:「77777777」) |
ラダー | シリアルナンバーが連続して上昇または下降している(例:「12345678」や「87654321」) |
低いシリアルナンバー | ナンバーが「00000001」など非常に低い数字である |
ソリッドナンバー | シリアルナンバーのすべての数字が同じ(例:「11111111」) |
ラディアルナンバー | 数字が中央から外側に向かって放射状に拡大または縮小(例:「12344321」) |
スターノート | シリアルナンバーの末尾に星印(★)が付いたもの |
バイナリー | シリアルナンバーが2種類の数字のみで構成されている(例:「28288828」) |
トリナリー | シリアルナンバーが3種類の数字のみで構成されている |
リピーター | シリアルナンバーの半分が同じ数字の繰り返し(例:「12341234」) |
回文 | シリアルナンバーが前からでも後ろからでも同じ読み方になる(例:「12344321」) |
とてもマニアックな珍番も紹介しましたが、お持ちの米ドル紙幣の旧札のシリアルナンバーによっては非常に高額になる可能性あり!ぜひご確認を。
状態
コインと異なり劣化しやすい紙幣ですが、未流通のものやしわが少ないものは高額で取引されるケース多数。日光を避けて保存されていた紙幣、皮脂などの汚れがない紙幣も、買取価格があがるポイントになってきます。
汚れやしわが目立つ米ドル紙幣の旧札を、洗浄したりアイロンをかけたりする行為は禁物。現在の状態をベストの形で維持することが、買取の際にはプラスに作用します。
エラー紙幣
市場に出回ることがほぼないといわれている紙幣のひとつに、エラー紙幣があります。
紙幣の発行過程において不良品であったにもかかわらず、審査を通過して世に出てしまうのがエラー紙幣です。米ドル紙幣の旧札にも、ごくたまにエラー紙幣がみつかることがあります。
こうしたわかりやすいエラーもあれば、少しだけ印刷位置がずれていたり、印刷時のインクが切れていたり、逆にインクが垂れてしまっているものまで、その種類はさまざまです。
アメリカ以外の海外の旧紙幣でプレミア価値があるものは?
海外旅行が好きな人ならば、自宅に世界各国の紙幣が残っているかもしれません。
ご自身は持っていなくても、ご家族の誰かが海外旅行に行った名残として、自宅に古い紙幣があるというご家庭は多いはず。そのうちの1枚に、ひょっとしたら大変な価値があるかもしれません。
アメリカの米ドル紙幣旧札以外にも、プレミア価値がつく紙幣がいくつかあります。
世界各国の価値ある旧紙幣について、詳しく解説します。
英国の「ホワイトノート」
世界に冠たる大英帝国を築いたイギリス。古い紙幣も盛んに市場で取引されています。
写真:Wikipedia
最初の発行は1725年。ホワイトノートの特徴は、白地の紙に黒インクの実を使い、片面だけに印刷が施されている点です。紙幣というよりも、券のような雰囲気があるのもホワイトノートの面白いところです。
英国の紙幣は、20世紀に入って現代目にする色付きのタイプに変わりました。そのため、19世紀から20世紀初頭に発行されたホワイトノートはプレミア価値がつきます。
ただし、ホワイトノートは世界大戦中に大量の偽造品が出回ったことでも有名。真贋を見極めるためにも、プロの目で査定してもらうのが必須となる紙幣の1つです。
カナダの「デビルズフェイス」紙幣
そのなかでもプレミア価値があるのは、1954年シリーズと呼ばれる紙幣。この年に発行された紙幣のエリザベス女王の肖像画の一部が、悪魔の顔(デイビルズフェイス)に見えることが、プレミア価値がつく理由です。
どのあたりに悪魔の顔が見えるのでしょうか。
1954年発行のデイビルズフェイスの紙幣はのちに修正され、1956年には悪魔の顔は見えなくなったタイプが発行されました。
発行期間が短かったことも、プレミア価値がつく要因になっています。
オーストラリアのプレデシマル紙幣
オーストラリアで紙幣が発行されたのは、19世紀初頭といわれています。
オーストラリアの宗主国であった英国の影響を受けていた時代のプレデシマル紙幣には、エリザベス女王や建築家のフランシス・グリーンウェイの肖像画がデザインされています。
またオーストラリアの主要産業、羊毛を表す絵や、オーストリアを象徴するカンガルーが描かれているのも魅力的。芸術的な価値も高いプレデシマル紙幣、オーストラリアの歴史の証人といった趣ですね。
フランスの「フランス銀行券」
芸術の国フランス。ユーロ導入以前の貨幣単位はフランでした。
フランスで紙幣が発行されたのは1795年。それ以降、美しい紙幣が次々に登場しました。
しかし第2次世界大戦中、フランスの紙幣発行は特異なケースを生み出しました。
写真:Wikipedia
1944年から1950年代にかけてフランス国内で発行された銀行券は、アメリカ主導でドルに関連付けられて世に出た紙幣です。1960年に新フランが登場するまで、フランスの国旗が印刷されたどこかアメリカを思わせるデザインの銀行券が出回っていたのです。
こうした歴史も踏まえて、銀行券にはプレミア価格がついているのです。
スイスの「ゴールドバック」紙幣
富裕層からの富が集まる国スイス。スイスはかつて、スイスフランという単位の貨幣を用いていました。
写真:Wikipedia
また国際的にも信用度が高い、安全通貨として認識される要因のひとつにもなりました。
富裕国スイスの面目躍如といった感があるゴールドバック紙幣、当然のことながらプレミア価格で取引されています。
買取までの手順
米ドル紙幣の旧札があるけれど、換金ができない。
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お手続きはごく簡単。
思い立ったその日に、自宅に居ながらにして売却についてのご相談をしていただけます。
アンティーリンクで米ドル紙幣の旧札を売却したい場合の、買取手順を解説いたします。
①アプリ「LINE」で無料鑑定!電話、メールでもOK
その手順はとっても簡単。
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- ドルの旧札をスマホで撮影
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この作業さえしていただければ、鑑定士が査定をし、結果をお知らせします。
スマホ上での操作が苦手という方は、メールや書面での申し込みもOK!
どなたもお気軽にご相談いただけます。
②梱包する(必要書類の準備)
配送中に商品に傷などがつかないよう、厳重な梱包をお願いいたします。
買取価格が1万円を越える場合には、配送料は弊社負担となります。1万円以下の場合はお客様にご負担をいただいておりますので、ご了承ください。
書面でお問い合わせをいただいた場合には、弊社より書類をお送りいたします。その書類の到着を待って、商品の発送をお願いいたします。
③郵送する(おすすめの郵送方法)
弊社に対象の商品を送付していただく場合、配送業者は特に指定はございません。普段から懇意にされている配送業者からご送付いただいて問題なしです。梱包だけは厳重にしていただきたいため、対象の商品のサイズや形状に合わせて、規格に合った箱や封筒をお選びください。商品に被害がないよう、隙間はテープなので塞いでいただくことをおすすめします。
弊社では、買取は配送のみの扱いとなります。直接のお持ち込みはできませんが、これまで多数の取引を行ってきた実績がございます。
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米ドル紙幣は、アメリカ国内であれば現金として使用可能です。しかし旧札は、日本の銀行や両替所では換金や交換ができない可能性が大。
またアメリカ国内で使用する場合も注意が必要です。なぜなら、お持ちのその米ドル紙幣、実は額面を大きく超える価値を持つ可能性もあるからです。
古銭の買取としては一等地を出る存在、他のどの同業者さんよりも高額で買取をしてきた実績があります。これまで5000件以上の買取をしてきた経験をベースに、間違いのない確実な買取をさせていただきます。
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ご納得いただける対応をさせていただきます。