「ゲゲゲの鬼太郎」プルーフ貨幣セットとは?通常版との違いを解説

「ゲゲゲの鬼太郎」プルーフ貨幣セットとは?通常版との違いを解説
「ゲゲゲの鬼太郎」は、漫画家水木しげる先生の代表作品の一つです。漫画での連載を経て、1968年(昭和43年)1月3日にテレビアニメが始まりました。
今では世界中多くの人から愛されている作品となり、2018年には貨幣セットが販売されました。

今回は、「ゲゲゲの鬼太郎」プルーフ貨幣セットを通常版の内容も含めて解説します。

「ゲゲゲの鬼太郎」貨幣セットの概要

「ゲゲゲの鬼太郎」貨幣セットの概要

※出典:ゲゲゲの鬼太郎アニメ化50周年2018プルーフ貨幣セット (平成30年) | 造幣局

始めに「ゲゲゲの鬼太郎」の貨幣セットの概要について紹介します。

作品の内容から販売の背景、プルーフと通常版の貨幣セットの内容や違いについて、確認していきましょう。

「ゲゲゲの鬼太郎」とは?

「ゲゲゲの鬼太郎」は、妖怪漫画の第一人者である漫画家水木しげる先生の代表的作品です。

「週刊少年マガジン」に連載した「墓場の鬼太郎」シリーズを元にテレビアニメ化されました。1968年にテレビ化されてから、50年以上の歴史の中で、複数回のリメイクが行われてきました。

2020年には6度目のアニメ放映、2024年には映画化もされており、半世紀以上経過した現在においても注目度の高い作品となっています。

貨幣セット販売の背景

「ゲゲゲの鬼太郎」の貨幣セットは、2018年(平成30年)5月にアニメ化50周年を記念して造幣局から販売されました。

造幣局では、「ゲゲゲの鬼太郎」に限らず、有名で長年続いたアニメ作品について、記念セットという形で販売しています。
貨幣セットが販売されたということは、国からも日本の代表的なアニメ作品として認知され、後世に残したい作品の一つとして認識されたといっても良いでしょう。

2種類の貨幣セットの特徴

「ゲゲゲの鬼太郎」の50周年記念貨幣セットは、プルーフ版と通常版の2種類が販売されました。

各セットの内容や特徴は以下の表の通りです。

プルーフ貨幣セット
内容
  • 平成30年銘の未使用の5百円から1円までの6種類のプルーフ貨幣(※)
  • 銀メダル1枚
  • カバーケース
販売価格 13,371円
販売セット数 25,000セット
貨幣セット
内容
  • 平成30年銘の未使用の5百円から1円までの6種類の通常貨幣
  • 丹銅製年銘板1枚
  • 特性ケース
販売価格 2,400円
販売セット数 53,000セット

※:貨幣をより美しくするため表面を鏡のように磨いたもの

プルーフ貨幣セットは、プルーフ貨幣と銀メダル1枚を特製革ケースに組み込んで鑑賞しやすいように制作されているのが特徴です。

また通常版は、特性ケースが「ゲゲゲの鬼太郎」のアニメの一場面と作品に登場する主要妖怪がプロフィールとともに描かれたデザインとなっています。

貨幣セットの現行価値

貨幣セットの現行価値

※出典:ゲゲゲの鬼太郎アニメ化50周年貨幣セット(平成30年) | 造幣局

「ゲゲゲの鬼太郎」の貨幣セット2種類が現状どのような価値を持っている持っているのか、国内・海外の観点から見ていきましょう。

国内の場合

国内の場合の現行価値は、買取業者とヤフオクなどのオークションサイトでの価格が指標となります。

貨幣セット2種類の2024年8月末時点での価格は以下の通りです。

品名 買取業者 オークションサイト
プルーフ貨幣セット 買取不可 5,000円~15,000円程度
貨幣セット 買取不可 1,000円~5,000円程度

※参考1:貨幣セット | アンティークリンク
※参考2:Yahoo!オークションでの検索結果

買取業者では売却は厳しいですが、オークションサイトであれば額面より高く売れる可能性があります。
ただ、現時点での価格であり、売れる価格は時期により変動するリスクがあるので、注意しましょう。

海外の場合

海外の場合は、eBayというオークションサイトで確認してみました。

2024年8月末時点では以下表の価格で出品されていました。

品名 価格
プルーフ貨幣セット 110$~125$程度(日本円:16,000円~18,100円)
貨幣セット 90$程度(日本円:13,000円)

※参考:eBayでの検索結果

2018年販売当時より高い価格で出品されている傾向にあります。
ただ、出品数自体が多くないので、売れるまでに時間がかかる恐れがあるので、注意が必要です。

売るならどこがおすすめ?

国内オークションサイトか海外オークションサイトのどちらかになります。

ただ、国内の場合は、ある程度出品はあるものの、販売当時の価格より安い値段での売却になるリスクがあります。

一方、海外の場合は、販売当時の価格より高値で売れる可能性がありますが、出品数が少ないので、売却までに時間を要するかもしれません。

売却したい場合は、どちらが良いか検討のうえで、出品するようにしましょう。

よくある質問

最後に「ゲゲゲの鬼太郎」の貨幣セットのよくある質問を解説します。

「ゲゲゲの鬼太郎」貨幣セットはどこで入手できますか?

現時点(2024年8月末)では、造幣局では販売されていないので、国内・海外のオークションサイトでの購入となります。

ただし、販売当時の価格より高い金額で出品されていることが多いので、念頭に置いて購入するようにしましょう。

貨幣セットをずっと持っていたら値上がりしますか?

プルーフ貨幣セットと貨幣セットともに、限定で販売されていたので、持ち続けていれば価値が上がる可能性があります。

しかしながら、いつまでにどのくらい価値が上がるかは不透明なので、気長に値上がりを待って持ち続けるようにしましょう。

アニメ関係の貨幣セットは他に何がありますか?

「ゲゲゲの鬼太郎」以外にも以下のような作品が貨幣セットとして販売されてきました。

販売年 セット名
2020年 エヴァンゲリオン2020プルーフ貨幣セット
2022年 ワンピース2022プルーフ貨幣セット
2023年 おじゃる丸放送25周年2023プルーフ貨幣セット

上記以外にも「サザエさん」「ドラえもん」などが貨幣セットとなっています。

これからも有名なアニメは貨幣セットになる可能性があるので、好きな人はチェックしておくと良いでしょう。

まとめ

本記事では「ゲゲゲの鬼太郎」貨幣セットを紹介しました。
アニメ化50周年を記念して2018年に販売されたプルーフと通常の2種類の貨幣セットです。

現状は、高値で売れることはありませんが、好きな人には価値の高いものとして、持っておいても良いでしょう。

買取価格一覧表:貨幣セット